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 #22みました(以下ネタバレしてます)。
 ひとまずは、ロックオンが無事で良かったです……! 前回の悲鳴が悲鳴だっただけにかなり覚悟してたのですが、相変わらずな彼の姿を見られて何よりでした(涙)。……でも本当なら3週間カプセルの中で治療しないといけないんだよね、実際は相当深刻な事態だったりするんですよね。そんな身体で次回出撃するなんて大丈夫なの兄貴orz 
 第1期も残すところあと3話、どう締め括るのか気がかりで気がかりで仕方ありません。今回のトリニティみたいな、あんな唐突な終わりが、マイスターズにも与えられてしまいそうで……orz できるかぎり心の準備しておきたいと思います、ああ、なんて心臓に悪い3月なんだろう(泣)。

 以下、#22を見てふと思いついた短文とか。
 (主に自分の精神安定のために毎回書き殴ってる感じです ひねりも何もなくて申し訳ない……orz)




***


 痛みを感じていない筈はない。それでもそんな素振りなど微塵も感じさせず、着慣れた服に袖を通す。その様子に、トレミーの医師は改めて問いを投げた。
「良いのか」
「何が」
「今治療しなければ、最悪の場合――」
 途中で肩をすくめられ、続く言葉は遮られる。
「一旦入ったら3週間出て来れねえんだろ? その間に敵さんが攻めてきたらどうするんだよ」
「……言葉を返すようだが、今のお前が出ても」
「出れば、」
 声音が一気に低くなった。
 眼帯で隠されていない左眼が、険しい色でこちらを睨む。
「……出れば勝てるかもしれねえ戦いで、負けたとしたら」
 俺は、どうすれば良い。
 その言葉に込められた感情に、医師はそれ以上返せなかった。――そう、当の本人こそが最も解っている筈だ。損傷を残す機体で、利き目を封じられた狙撃手に、果たして何が出来るかなど。
 それでも往くと彼は言う。ならば自分に、それを止める術はない。
 彼は、――彼らは、その為に在る存在なのだから。
 黙する医師を前に、ロックオンはふと瞼を閉じると、再び肩をすくめて笑った。
「変わろうとしてるんだよ、世界が。今ここで止まるわけにはいかねえのさ」
 代償が俺の右眼ひとつで済むなら、安いもんだ。
 それが彼の覚悟だった。


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(とか書き散らした後で、そういえば次のサブタイトルが「世界を止めて」なのを思い出しt)
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